木造打ちっぱなし住宅は工期も早い。
現場のゴミも少ない。
 フォルクスA/組立工程

1〜20までの組立工程に沿って、たちまちのうちに家のかたちが出来上がります。
むろんプランによっては、下屋をつけたりしますので、いくらかの工程に変化も生じますが、
それでも他の工事に比べれば断熱工期は短縮されます。
設計に念入りに時間をかけ、「えぃ、やっ!」と工事をするのがこの家の建て方の特徴です。
数日で屋根と窓がつきますので、雨露にさらされることなく工事もスムーズに進みます。
また現場での加工は極端に少ないためゴミもあまり出ないきれいな現場となります。

1.基礎

基礎工事は何より大事です。
基礎天端の正確なレベル、外周面の対角、
アンカーボルトの基礎天端からの長さなど、
全て正確な精度が要求されます。
またOMソーラーの場合は基礎の断熱も重要なポイントです。


2.土台、根太

土台にアンカーボルト用の穴を開け、土台用の金物、
及び1階柱用のホゾパイプを取り付けます。
基礎の上に気密用の土間リストを敷いた後、
外周に沿って土台を取り付けます。
この際に根田も同様施工します。


3.1階柱

建物の主要な柱となる軸組柱には
予め梁接合用の金物を取り付けておきます。
この柱を土台のホゾパイプに取り付けます。
天に向かってすくっと柱が立つ快感を味わえる最初の工程です。


4.1階ヘッダー

サッシュがはいる箇所の上部にはヘッダーが取り付けられます。
このヘッダーはサッシュの下地だけでなく、
外部のアルミ庇、内部のカーテンレールの下地
の役割を果たすものです。



5.2階梁、根太

2階梁には予めホゾパイプと金物を取り付けておき、
位置決め用のドリフトピンも打ち込んでおきます。
その上で、柱の金物に対して垂直に落とし込み、
固定用のドリフトピンを打ち込みます。
これでがっちりとした丈夫な構造になります。


6.1階壁パネル

柱、梁の垂直と矩(かね)をしっかり確認した上で、
壁パネルを取り付け、
所定の釘を所定のピッチで打って固定させます。
内側のパネルは内装の仕上げ面でもあります。

7.2階床パネル

梁外周部に側根太を取り付けた後、床パネルを乗せ、
バスで梁、根太、側根太に固定します。
床が敷かれるとその後の作業性も高まり、
工事の安全性も確保されます。

8.2階柱

1階と同様に梁接合用金物を取り付けてから
ホゾパイプに取り付けます。
平屋の箱だった状態から、
だんだん家の様相をおびてきます。

9.2階ヘッダー

1階と同様に2階のサッシュがはいる箇所にも
ヘッダーが入ります。
ここまでくると2階の部屋の状態が何となく伺えます。

10.小屋梁

2階の梁と同様に、予め位置決め用ドリフトピンを
打ち込んだ後、上から柱の金物に垂直に落としこみ、
固定用のドリフトピンを打ち込みます。

11.2階壁

柱、壁の垂直と矩を確認してから、
2階の壁パネルを取り付けます。
棟梁が付くまでは一見単なる箱のように見えますが、
非常にがっちりした構造であることが分かります。

12.サッシュ

大型サッシュは重量があるため、
所定の位置にはめ込み仮止めをしておきます。
この時までにロフトの床も取り付けておきます。

13.棟、小屋束

いよいよ躯体工事の最終段階である屋根工事にかかります。
棟束を建てて棟梁が架かれば、いわゆる上棟です。


14.登り梁

屋根の形を形成する登り梁の取り付けです。
登り梁に母屋用の金物を取り付けた後、
棟梁、小屋梁に登り梁を架けていきます。
ここまでくると、家のかたちがくっきりと浮かぶ上がってきます。

15.母屋

登り梁の間に1m感覚で母屋を取り付けていきます。
屋根勾配がついているため作業には注意が必要です。


16.屋根パネル

建て方も最後の工程となります。
屋根パネルを登り梁と根太の間にはめ込んでいきます。
パネルの室内側はそのまま天井板となります。
所定の釘で固定してがっちりとした屋根が出来上がります。

17.パネル穴

全ての屋根パネルが納まると、
集熱した空気を取り入れるための穴あけをおこないます。
穴を開けた後、集熱パネルを取り付けます。
棟ダクトは躯体による場合と
ダクト材による場合が選択できます。

18.集熱パネル、屋根下地

建て方が終わった後は、パネルやサッシュ等を
雨で濡らさないようにしなければいけません。
まずは屋根面の工事を先行します。
屋根面には防水用のルーティング、
通気垂木、集熱パネルを取り付けます。

19.サッシュの取り付け

木製サッシュは建具と枠が一体となっていますので、
取り扱いには十分な注意が必要です。
サッシュが取り付けられると、
一段と家らしくなります。

20.壁下地

屋根ルーフィングを施工したように、壁面には防風透湿シート
を全面に張り、通気胴体で押さえます。
ここまでくれば少々の降雨でも大丈夫です。
これで次の段階の仕上げ工事に入っていきます。