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2019.12.07

ブンブンに回っております

ブンブンに回っております。

 

今日はすだちにて留守番です。

 

いつでもお越しください。

 

 

 

さて、このブンブンと回っているファン。

 

薪ストーブの熱気を拡散するサーキュレータのような役割をしてくれているのですが

 

エネルギー源は何でしょうか?

 

電気?

 

電気で動いているのですが、エネルギー源は熱です。

 

熱を電圧に変換して動いているのです。

 

つまり、このファン自体が発電して動いているためとてもエコ。

 

どうして自家発電ができるのかというと、ゼーベック効果という原理を利用する特殊なモーターがついているのです。

 

 

 

ゼーベック効果は、二種類の金属線の両端を接合して対を作り、その両端の温度に差があると、端子間に起電力が生じて対の間に電流が流れるというもの。

 

少々難しいかもしれませんが、端的にいえば物体の「温度差」が

直接熱源に変換される現象です。

 

 

 

 

後ろから見るとモーターが見えます。

 

側面から見ると、上部と下部の間に何か挟まっている様子がわかります。

 

この挟まっているモノが温度差を感知し、モーターに伝えているのです。

 

上(銅色部)で冷気を感知し、下(鉄色部)で熱さを感知。

 

上部がひだ状になっているのは、冷気を効率よく伝える(面積を増やす)ための構造です。

 

 

 

こうした仕組みの下、今日もブンブンと回ってくれています。

 

薪ストーブのロスエネルギーを減らす。

 

部屋をまんべんなく暖めてくれる。

 

ひだ状の部分を含めたフォルム。

そんな働き者なところが、このファンの何とも好きなのです。

 

 

 

 

 

 

 

とりい