ブンブンに回っております。
今日はすだちにて留守番です。
いつでもお越しください。
さて、このブンブンと回っているファン。
薪ストーブの熱気を拡散するサーキュレータのような役割をしてくれているのですが
エネルギー源は何でしょうか?
電気?
電気で動いているのですが、エネルギー源は熱です。
熱を電圧に変換して動いているのです。
つまり、このファン自体が発電して動いているためとてもエコ。
どうして自家発電ができるのかというと、ゼーベック効果という原理を利用する特殊なモーターがついているのです。
ゼーベック効果は、二種類の金属線の両端を接合して対を作り、その両端の温度に差があると、端子間に起電力が生じて対の間に電流が流れるというもの。
少々難しいかもしれませんが、端的にいえば物体の「温度差」が
直接熱源に変換される現象です。
後ろから見るとモーターが見えます。
側面から見ると、上部と下部の間に何か挟まっている様子がわかります。
この挟まっているモノが温度差を感知し、モーターに伝えているのです。
上(銅色部)で冷気を感知し、下(鉄色部)で熱さを感知。
上部がひだ状になっているのは、冷気を効率よく伝える(面積を増やす)ための構造です。
こうした仕組みの下、今日もブンブンと回ってくれています。
薪ストーブのロスエネルギーを減らす。
部屋をまんべんなく暖めてくれる。
ひだ状の部分を含めたフォルム。
そんな働き者なところが、このファンの何とも好きなのです。
とりい