朝礼の時間。
週替わりの当番制で朝礼を行うのですが、当番が出すお題について考え、自分の考えを発信するという時間があります。
今週のお題は「好きな建築、嫌いな建築」でした。
私は好きな建築として大角雄三さんの「門前の家」を挙げました。
私が化学系から住宅建築に進もうと決めたきっかけになった建築です。
私がそれまで当たり前に見て、当たり前に生活し、当たり前に育ってきた「住宅」のイメージが覆され、当時の私にとっては衝撃的だったのです。
他のスタッフのプレゼンを聞いていると、各々が別々の建築を挙げるもののどこか共通点を感じるものが多く
特に嫌いな建築に挙げられていたものは、かっちりと共通点が見えており、ある意味オキタの住宅に対する捉え方を再認識しました。
私は感じた「嫌いな建築」の共通点は”異質であること”。
それは素材そのものに対しても、環境に対しても、あらゆることに対して”異質であること”。
オキタが造る住宅は、そうであってはいけない、という建築に対する思いを感じたお題でした。
壁の必要性、うちそとの共存関係、デザインの意味合い、等々。
美学的、思想的でもあれば合理性を求める研究気質な面も多く
おもしろいですね、住宅建築。
とりい