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2019.11.13

ルーティンの話

ルーティン(routine)。

 

2015年の流行語大賞にもノミネートしていたこともあり、なじみのある言葉かもしれません。

 

野球のイチロー選手のバッターボックスに立つ際のそれや、ラグビーの五郎丸選手のプレースキックの際に行うそれはわかりやすい例ですね。

 

いずれも、狂いのない精密な動作を毎回繰り返すためあまりにも違和感なしに見てしまいがちですが、これらに限らずルーティンは基本的に合理的な意味合いがあったうえで成り立ちます。

 

例に挙げたイチロー選手の所作。

 

席に入る前に一度バットを膝に置いて屈伸、そして内股で足場を決めたのち、ピッチャーに対してバットを立てる構えを行います。

 

小学生のころ私も真似しておりました。

 

端から見ると、この動作そのものを繰り返すこと自体が意味であるように思いがちですが、そうではなくこの動作を行う理由があってこの所作が成り立っているのです。

 

イチロー選手はバッターボックスに立つ前に完全ノーストレスな状態を作り出し、集中力を最大限に高める準備をし、バットを立てて一度スコアボードを見てからバットの先からピッチャーを見ることで集中力を高め、かつ目のピントを合わせていたのです。

 

遠いところから、近いところに眼のピントを移動させることで、一時的に視力をあげる行為は科学的にも証明されており、こうした合理的な根拠の下、結論的にルーティン化します。

 

 

 

ルーティン、なんか難しいなぁと思うかもしれませんが、そう難しいことではありあません。

 

冷え性だから、毎晩寝る前に白湯を飲む。

 

朝起きたら一番に歯を磨く。

 

出勤したら神棚に向かって拝む。

 

など、理由付けは各々ですが、理由がある下に習慣化することが大事なのです。

 

私は出勤後神棚に向かって拝み、飲み水を補充し、当日のスケジュールを整理。

 

朝礼後一番にweb関係の更新を習慣化できるよう取り組んでおります。

 

決めた動作や仕事を、決めたとおりに進めると何となくその日一日を集中して、波に乗って進めれるような感覚があります。

 

自分のルーティンを少し見直すと、一日の過ごし方が大きく変わるかもしれませんよ。

 

 

 

 

とりい