Grandeひろしま季刊冬に 工芸家 吉野義隆さんの特集が組まれています。
吉野さん一家は全て自分達でなんでも作っています。
お野菜も、食器も、スプーンも、コップも、そしておうちも。
「必要なものは、つくればいい」
の精神で、試行錯誤しながら。
吉野さんとの出会いは十年前。
麦浪というカフェにあった吉野さんの作られた砂糖入れの青色に見惚れて、その足で吉野さんのアトリエにお邪魔したのですが、自然と調和されたその場に佇むアトリエがセルフビルドだと聞いた時は衝撃的でした。
昨年末に吉野さんが作ったホール「スペース游悠」のお披露目会での挨拶の際、奥様が
「主人の作品が売れてお金をもらった時に、主人にそのお金をお金と思うな。それは買ってくれた方の応援代だと思えと言われて、今までその気持ちでやってきました」
と仰られて、その時吉野さんの作品に対する熱い想いにとても感動しました。
熱い想いが人の心を突き動かすのは、どの世界でも一緒ですね。
建築も一緒です。
私たちもいつまでも熱い想いを忘れずに、
日々作り続けていこうと思います。