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2025.10.28

土地と建物

 

「この土地が自然にこのような形になったのは理由があり、

それを無理やり平坦にすることは果たして正しい選択なのか。」

という言葉を聞いた土地がありました。

ここは高低差6mという法面のような土地。

接道部分から、徐々に土が盛られていき、

奥との高低差は6m。

人気のある郊外の団地で、2号線からも近く、

普通に買えば倍以上の金額になるところ、

この高低差がある為に、

非常に買いやすい価格になっていました。

と、いうのも、

普通は家を建てる為、接道からフラットに近づくよう

掘削し土を削りとる必要があります。

その費用は莫大で、

結果、相場に近い金額になるのがオチでした。

そこで出たのが冒頭の言葉。

結果OKITAが建てた家は必要以上に土を削ることなく、

自然な形を活かした家。

掘削にかかる費用を家にかけることで

新しい形の家ができました。

玄関から、奥に進むにつれて

少しづつ高くなっていく、不思議な空間。

それぞれの部屋の役割が独立しつつも、繋がる。

これもOKITAらしさ。

「土地の悪さ」を見つけるのではなく、

「その土地とうまく付き合う」ことを見つける。

そんな感覚を家づくりで持つと、

選択肢も広がり、ずっと楽しくなります。