こんにちは。ナガノです。
前回のブログで、2月初旬に股旅社中アワードがあり、どたばたと会社が奮起していた内容をお伝え致しましたが、2月19・20日にも弊社事務所にて、村澤さんをお迎えする股旅社中のワークショップがあり、股旅社中のイベントが2回あった月となりました!
今回のワークショップは、
「ものの見方や考え方」をテーマに、村澤さんにお教え頂くレクチャーワークショップの会でした。村澤さんがご持参してくださった、7種類のゲンノウ(かなづち)を、見て、触って、用途を話し合いながら「これは何?なんでこういうデザインなの?」と普段より考えるクセをつける訓練をしていきます。
さて、みなさんに問題です!
上記写真より、
上から3つめの鉄の部分がくねっと曲がっているゲンノウ。
どの職種の方がどの様に使われていたゲンノウでしょうか?
鉄部の特徴は、皆さんがご存じの普通のかなづちの様な、打ち込み作業が出来る様、面が平になっている部分と、平べったくヘラの様になっている部分に分かれています。持ち手は木で作られていて、皮の様な物が巻かれており、長時間の打ち込み作業があるのでは無いかと想像できるものです。
考えがまとまりましたでしょうか?
まわりの方と話し合ってみてください。
色んな答えが出てきて面白い話し合いになると思います!
正解は、
「靴職人のゲンノウ」でした!
鉄部の特徴の、「面が平になっている」部分は、革靴の形を形成する際に打ち込みできる形に、「平べったくヘラの様になっている」部分は、本体と靴底の間に革を入れ込む際に使用します。また、くねりと曲がった鉄部は意匠性を加味しており、靴職人のこだわりを感じられるデザインです!
皆さんいかがでしたでしょうか。
他の6種類のゲンノウも用途により、さまざまな形や素材で検討されつくられておりました。普段何気なく見てるもの・触れているものでも「なんで?どうして」を考えて話し合うことがモノつくりにおいてすごく大切で、疑問に思うことにより、モノつくりのデザインや用途の幅が広るんだと思いました。
今回も楽しいワークショップとなりました!
ナガノ