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2024.06.08

梅雨の始まりと音楽 

6月はじまりました。

来週以降の天気予報、半月くらいずっと雨。

いよいよ今年も梅雨の始まりですね。

湿気は増えるし、洗濯物は乾かない。

行楽の季節も終了。これから家で過ごすことが増えるでしょうから、

少しでもこの季節を楽しめる、室内音楽のおすすめをご紹介します。

ご承知の通り【レゲエ】は「晴れの国」ジャマイカで生まれましたが、

今回ご紹介するのは、

梅雨の様にどんよりとした雲が年中覆う国、イギリス生まれ。

70年代中盤に生まれた、レゲエの派生ジャンル【ラヴァーズ・ロック】。

このジャンルの特徴は従来の【レゲエ】に比べ、ソウルやR&Bの趣が強く、

より「歌モノ」になったレゲエ、という感じでしょうか。

当時の本場のレゲエがメッセージ性の強いプロテストソングが多かったのに対し、

ラヴァーズロックは、甘いロマンスを歌ったものがほとんどで、

そういった意味でもレゲエとの境界が引かれていた音楽でもあります。

緩い波の様にゆったりとした裏打ちのリズム、甘い歌声と美しいコーラスワーク。

家で過ごすのにはもってこいの耳心地の良さ。

お勧めです。

【ラヴァーズロック名曲3選】

【CARROLL THOMPSON / Hopelessly In Love】

クイーン・オブ・ラヴァーズロック。キャロル・トンプソンの代表曲。81年。

「絶望的なほど愛してる..(I’m  hopelessly In Love)」って連呼してます。

【MICHAEL GORDON / What You Won’t Do for Love】

ラヴァーズロックはカバーが映えるジャンルだということを証明する1曲。

ボビー・キャドウェルの名曲をマイケル・ゴードンがさらに甘く、美しく。

【小泉今日子 / La La La…】

最後はキョンキョン。藤原ヒロシ氏と屋敷豪太氏(MUTE BEAT)による

文句の付けようのない和製ラヴァーズロック名曲。90年。